患者搬送管理・安全走行スキルリーダー研修 (EMSSO認定研修)について
本研修は、患者搬送を行う運転者を管理・指導する立場の方を対象に、運行管理方法、マネジメント、患者搬送・安全走行スキルの指導方法などを実技、座学両方から研修を行います。
弊財団では平成27年より日本で唯一、患者搬送に特化した講習プログラムが学べる「 EMS Safety driver 」研修を実施しております。
現在、多くの病院、施設などで緊急自動車の運用や患者搬送事業が行われています。しかし、運用者が患者搬送方法を専門的に習得できる場所は多くありません。そのため、管理・指導に携わられる方は、確立された患者搬送方法がない中で指導をするしか方法がありませんでした。
些細なことが大きな事故につながってしまう患者搬送に、不安を抱えている管理・指導者の方が多くいらっしゃることから、鈴鹿サーキット交通教育センターと日本救護救急財団がタイアップし、EMSSD研修に続く、患者搬送の管理・指導に関わる方に必要な指導スキルを学べる「 EMS Safety officer」研修を開催致します!
本研修は、三重県にある鈴鹿サーキット交通教育センターの協力の元に研修を行います。鈴鹿サーキット交通教育センターは日本で初めて安全運転教育を実施した場所でもあり、長年培われてきた教育プログラムと最新のシステムを融合し、日々変わる交通事情に合わせた教育を行っています。講習では、座学、実技、共に、交通教育に卓越した教官が担当致します。実技研修は職場で指導を行えるように、客観的に運転スキルをみることができる講習プログラムとなっています。EMSSO研修の実技講習では、各運転スキルの指導方法の他に、一般道では体験することができない危険運転を体験し、患者搬送に適している安穏走行との違いを体感、習得して頂けます。
そして、長年の課題でありました、運転スキルを数値化し評価するシステムがHONDA研究所の協力により可能となりました。
本研修では、安全走行評価診断システム搭載車を使用して皆様の運転スキルを客観的に評価し、感覚や経験だけでは伝えられない運転スキル指導方法を学んで頂けます。
患者搬送座学研修では運行時の安全管理方法やマネジメント、搬送技術の指導方法を学びます。ここでは、搬送事業でリスクとなりやすい部分を事前にフォローできるよう、運行管理方法を講習します。座学では、実際に患者搬送を行ってきた救急救命士が講師を務め、医学的知識と実際の搬送事例を組み合わせたポイントを講習していきます。
本研修の受講者には、「研修受講修了証」と「 EMS Safety officer 」認定を発行致します。
患者走行は患者の命、そして同乗している医療スタッフの命を預かる業務です。より安全に、そして迅速に患者を搬送できるよう、患者搬送の管理・指導に携わる方は是非ご参加ください。
お申込みは、ウェブ専用フォームよりお手続きください。
本研修には受講資格が設けられています。(いずれかの対象者)
1.EMSSD認定者
2.過去5年以内に民間企業や公的機関で行われている緊急走行等の研修を修了している方(修了のコピーが必要です)
3.実務経験5年以上